Saturday, April 11, 2009

術後 3週間目

昨日木曜日にボストンからフィラデルフィアにやって来た。
車で片道6時間かかるのだが、今回は休憩を多めに取るように指示されていた。
お昼頃から荷造りを初めてたら結局出発が5時になってしまった。その後も市立図書館に本の返却に行ったり、彼の友人にお土産を買ったりして、結局ボストンと出発したのが6時過ぎ。帰りのラッシュに遭遇して、結局ニューヨークに着いたのが10時だった。

ニューヨークでは福岡のラーメン屋の一風堂があるのでそこにいってラーメンを食べ、フィラデルフィアに到着したのは午前3時だった。長かった〜。4時間おきにオキシコドン、6時間おきにジアゼパムを飲んでいたので痛みはあんまりなかった。ジアゼパムってホント効きますね。

金曜には彼のラボに行って懐かしいみんなと話し、お昼にはヒューストンホールのクレープを食べ、家に帰って爆睡した。やっぱペンシルベニア大学って良い。大学の雰囲気がタフツよりもずっと良い。そんなことを思った一日でした。

Tuesday, April 7, 2009

誕生日

昨日は私の誕生日でした。
結構みんな覚えてくれていてうれしかった。

夜はがんばって外にご飯でも食べに出ようかなと思っていたけどあいにくの雨で断念。そしたら彼がメキシカンのテイクアウト(インマンスクエアにあるお店)と、ホールフーズのケーキと花を買って来てくれた。ありがとう!!

婚約して初めての誕生日は家でゆっくりってことになりました。

明日はなつかしいフィラルフィアに行ってきます。車で7時間くらい。リハビリの先生には1時間ごとに車から降りて体を動かしたり、休憩したりするように言われているのでもっとかかるかも。

とりあえずボストンには4月末に帰ってきます!!

Sunday, April 5, 2009

手術にいたるまで(その2)

前回書いたように、左の股関節の内側の関節包に液がいっぱい溜まっているのがわかり、液を抜いたたのですが、原因がわからない、、、。液を抜いた後に左の膝関節にも水が溜まり、一週間後にはそれも抜いてもらいました。股関節の方はステロイドを注入したので、予後観察として1ヶ月待つことになりました。

膝の水を抜いた一週間後、私はワシントンDCでのSociety for Neuroscienceに行ってきました。これはアメリカ神経科学会で、国際的にも最も大きな学会。日本からも研究者がたくさんやってきます。私は大学院時代に2度ほど参加して以来、ボスが小さな学会好き(Cold spring harbor とかGordon research conferenceとか)ということもあってなかなか行きたいことを言い出せず、結局5年ぶりの参加になりました。そこで懐かしい日本人研究者たちと会ったり、UPennにいる友人達と会ったりして、とても楽しい時間を過ごしました。その間股関節がどうだったかというと、痛みはあったものの、痛み止めさえ飲んでいれば大丈夫って感じでした。

SFNから戻った2週間後、リウマチ科の担当医から電話がありました。何やらタフツ大学にハーバード大学の股関節専門の教授(Children's Hospital Bostonに勤めています)が小児股関節疾患についてのセミナーをしに来たらしく、その時担当医が私のMRIを見せたそうです。そしてこの教授曰く「おそらく股関節脱臼があるんじゃないか」とのこと。彼の病院で診てくれることになったので予約を入れるようにとのことでした。

私はさっそく藁をもすがるつもりで教授の秘書さんに電話をしました。そこで彼女に言われたのが以下のことです。

1)毎週水曜日に全国の患者が送ってくるX線やMRIをチェックする会議があるので、それに間に合うようにMRIを送ること。
2)この会議で実際この病院の股関節グループ(5人の医師から編成されています)が診療するかどうかを決定する。診察が認められたらようやく予約が出来る。

え〜、医者が患者を診るかどうか決めるんですか???でも私の場合すでにこの教授が診てくれると言ってくれているのに。そこでこれまでの経過を告げましたが結局MRIを送ることになりました。といってもこの時すでに月曜日。水曜日の会議に間に合うようにするには自分で病院CDを持っていかねばなりませんでした。

その後10日程待ちましたが、何の連絡もなく、その間にステロイド注入の予後観察のためにタフツのリウマチ科に一度診せに行きました。その頃には痛みがぶり返して来て、痛いときはビッコを引いているような状態でした。

リウマチ科に行った数日後に電話してみると、なんと秘書さんは私に電話するのを忘れていたようでした。そして、「あなたはステロイドの注射受けているみたいだから、その経過を待ってからって先生が言っている」とのこと。その時すでに注射後4週間以上経過していたので、そのことを告げ、痛みが引いていないことを告げるとあっさり予約が認められました。この時12月初旬。そして待望の診察日は1月23日になりました。そう、やっぱり先生忙しいんですね。1ヶ月半も待たないといけなかったんです。

Saturday, April 4, 2009

手術にいたるまで(その1)

私は両足の先天性股関節脱臼として産まれてきました。2ヶ月検診のときに発見されて治療が開始され、最終的にはハーネスをつけ、ギプスをつけて完治したそうです。その後小学校の高学年から右膝が痛くなり、中学2年のときに関節鏡で検査した結果外側半月板損傷と診断され、ただ幸いにして損傷が血管に近かったため、縫合することができました。しかしその後も膝の痛みは一向に消えず、そのうち左膝にも痛みが出て、膝蓋骨のX線を取った結果、膝蓋骨がきちんとした位置にないと言うことがわかり、高1の時に両側膝蓋骨の外側の腱をのばす手術(Lateral Release)をしました。

それから今日までずっと膝はいたかったのですが、それに加えて1昨年前くらいから(正確にはもう覚えてません)左足の付け根(股関節)、ちょうどビキニラインのあたりがものすごく痛くなったのです。この痛みは歩き出したら10分以内にもう痛みだすようなもので、それからは買い物に行っても休み休み歩くというような日々が続きました。病院にすぐにでも行きたかったのですが、昨年の7月にはフィラデルフィアからボストンに引っ越すことが決まっていたのでどうしても仕事を出来る限り進めておきたかったのと、こちらで専門医に見てもらうのには非常に時間がかかるので、取りあえず引っ越すまで待とうと決めました。最終的に引っ越してPCP(Primary care Physician)に見てもらうまでに9ヶ月ほどあったのですがその間に夜靴下を脱ぐのも出来ないくらいに痛みがひどくなってしまいました。

2008年6月末にボストンに引っ越してまずしたのは保険のPCPを決めて予約を入れること。私の新しい勤務先はタフツ大学の医学部なので、取りあえず自分の大学内から選べば行くのにも時間がかからなくて便利だと思い、General MedicineのPCPを選んで8月の診察を予約しました。このPCPは残念ながらレジデント(インド人の女性)でした。取りあえず8月に診てもらいに行くと、左の股関節のX線をとり、リハビリに通って様子を診てくださいと言われました。またその間にリウマチ科の専門医に紹介状を書いてくれ、10月に診てもらうことになりました。そんな訳で8月、9月はリハビリに週2回(1回20ドル)を払って通いました。それでも痛みは増える一方で、リハビリの先生は「ちゃんとした専門医に診てもらった方が良いよ」なんて言う始末。幸いもう一度9月にPCPに診てもらうことが出来、その時彼女はMRIをオーダーしてくれると言ってくれました。よかった〜と思ったのもつかの間なんと彼女は10月中旬にSpine MRIを予約しました。(何故脊髄なの!!!私の痛みは股関節なのに!!)

10月初めにようやくリウマチ科の先生に診断してしてもらい、PCPがSpine MRIを予約したことを告げると、あっさりPCPに電話をかけ、骨盤のMRIに変更してくれ無事Pelvis MRIをとってもらうことができました。このMRIは約40分。足首を変な角度に固定されていたので、スキャンされている間ずっと股関節が痛かったのを覚えています。

MRIを撮ってから2日後、リウマチ科の先生から朝電話があり、午後一で病院に来るように言われました。診察室に入ってみると、そこには超音波装置とかが置いてあり、何やら嫌な予感、、、。何かされそうな雰囲気がたっぷりでした。5分ほど待つと担当医の先生がMRIを見せてくれ、左股関節の付け根の関節包に水がたまっていると言われました(Iliopsoas brusitis、写真の右側上部の白い物体)。

そんなわけでその場で麻酔をされ、注射器で吸入し、ステロイドを注入する処置をされました。これがめちゃくちゃ痛い!Vicodinというオピオイド系の痛み止めをもらったのですが、この薬の副作用には閉口。吐き気、めまい、動悸などなど。アメリカの薬が強すぎるのか、自分が薬に弱すぎるのかわかりませんが、この薬はなるべく使わないようにしました。

というわけで、次回はこの続き。このあとどうやって手術に至ったのかを書きたいと思います。

ブログ開設

みなさん初めまして。私は現在ボストンのタフツ大学医学部Department of Neuroscienceでポスドクをしているものです。2005年の8月にアメリカの東部ペンシルベニア州はフィラデルフィアにあるUniversity of PennsylvaniaのDepartment of Neuroscienceに留学し、その後ボスの移動に伴って2008年の6月末にボストンに来ました。

このブログは日本にいる私の家族や友人にアメリカでの生活について報告するために開設します。といってもアメリカに来てもう3年半なのですが、、、。

それから最近入院、手術という経験もしたので、アメリカで生活している方にもそのことが少しでもお役に立てればと思っています。

ということでよろしくお願いします!!

Tuesday, March 3, 2009

Hello!

This is my first posting. Hello!